新古車とは
●新古車っていったい?
ディーラーには、通常取り扱ってる車にそれぞれの販売目標が設定されており、営業を奮起させるのに必要です。しかし、ノルマを達成できない場合も当然あります。
本当はノルマは達成させないといけないのですが、しょうがない月もありますよね。
このようなときには、記録上にノルマを達成したように見せるよう、自社で登録(購入)することがあります。これを「未使用の中古車」、俗に新古車と呼ばれる車なのです。
仮に、あと1台販売するとディーラーに報奨金が出るというような場合に、自社で登録した方が得というわけなのです。他にも、ショールームで展示した車や試乗車、または何らかの事情で傷がついてしまい、新車として販売ができなくなった車なども含まれます。
これらの新古車は、ほとんどレンタカーに回ったり、販売されたりします。販売の場合では「新古車」という表示で売ることはできません。なぜなら、一度登録してしまうと新車の扱いではなくなるため、あくまでも「中古車」の扱いとなります。つまり未使用の中古車ということです。
気になる価格ですが、当然ながら新車で人気が高いモデルは割引率が少なくなり、人気薄の車の新古車では買得感が高くなります。一般的に、だいたい新車価格の15%ほど安くなると考えておいてください。
●新古車を購入する
未使用の新車や新古車は、ディーラーで展示販売されることが多く、中古車販売店のなかにはディーラーから新古車を買い取り、販売しているところもあります。しかし、新古車の流通量が少ないので、チャンスがなければ見つけることができません。
欲しい車種があって、どうしても新古車で欲しい場合には、頻繁にディーラーでチェックしておくか、または営業担当者に新古車が出たときには連絡してもらうように相談しておきましょう。
新古車で注意したいのは、なぜ新古車になったかという事情を把握しておきましょう。販売ノルマを達成できずに自社で登録したものであれば問題はありませんが、傷が理由で新古車になった場合や、ほかには水害で冠水したようなものもありますので、十分な説明を受け、納得してから購入しましょう。
また、保証やアフターサービスのこともきちんと確認しておきましょう。新車と全く同じ条件ではなくても、ディーラーによって新車と同等の保証を付けてくれる場合もあります。
肝心なのは価格なんですが、新車価格200万円なら170万円前後。150万円なら127万円程度が目安となります。
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Last update:2022/9/29